交友ツアー

2025年3月台湾高雄クリスチャン交友ツアーの恵み(飯田結樹師)

2025年3月、アジアクリスチャン交友会は、若手日本人牧師をサポートするため、台湾高雄の教会訪問クリスチャン交友ツアーを開催しました。ツアーの目的は交流や学びの機会をとおして様々な信仰的な視点を得ることです。合計14名がツアーに参加しました。以下にツアー参加者のレポートをご紹介します。

飯田 結樹 牧師 札幌ガーデンチャーチ

今回の台湾訪問を通じて、多くの重要な示唆と学びを得ることができました。以下に、それらをまとめ、今後の活動に活かしていきたいと思います。

1 マインドセットの変革
伝道においては、福氣教會の楊先生の講義から「日本は難しい」「日本には合わない」といった、私たち自身が抱きがちな否定的なマインドセットを根本から変える必要があると強く感じました。福音そのものが持つ力、そしてそれが日本においても必ずや実を結ぶという希望を抱くことの重要性を学びました。具体的な伝道の実践においては、情熱、感動、そして最後までやり抜く精神が不可欠であることを学びました。

2 教会運営の鍵は聖霊
教会運営においては、右昌教会の陳見岳牧師から、聖霊こそがすべての刷新の道であり、刷新が変革に必要であり、伝道がすべての働きの始まりであり、成長がすべての問題の解決策であるという一連の原則は、教会運営の根幹をなすものとして深く心に刻まれました。運営と牧会を分け、セルによる牧会を行い、主任牧師が最終的な責任を負う体制は、効率的かつ温かい教会運営のモデルとなる可能性を感じました。

3 賜物を生かした伝道・教会形成
Fight K Churchのビジネスの才覚があるデビッド師による賜物を生かした伝道・教会形成が参考になりました。ただし、まるで、ビジネスの賜物や戦略があれば、宣教が進み、教会に人が増えるように捉えてしまってはいけないとも思いました。

これら三つのことを実践に生かしつつも、「父の心をもっているか」「心の王座にイエス様が座っているか」という本質的な問いを自分にしていく必要性を感じます。これは、徐さんとの個人的な会話において語られたことです。また「たくさんやろう、何かやろうと焦らずに言われたことをやって待つ『ここに私がおります』気楽に」という徐さんの言葉は、焦燥感に駆られがちな私にとって、神の導きを静かに待つ姿勢の大切さを教えてくれました。

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